「NEWS ふくおか2020.3月号」で紹介されました。

2020.03.18 



SDGsってナニ?

“SDGs”最近よく耳にする言葉ですが、ご存知ですか?約1年前に北九州市立大学が市民を対象にSDGsの認知度について調査したところ、約8割が知らないという結果だったそうです。

SDGs(持続可能な開発目標)とは、“Sustainable Development Goals”の略称で、2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載された2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。17のゴール、169のターゲットから構成され、地球上の「誰一人取り残さないこと(leave no one behind)を誓っています。SDGsは、発展途上国のみならず、先進国自身が取り組む普遍的なものです。

このように説明するとなんだな難しく取っつきにくいように思いますが、簡単に言うと先進国も発展途上国も関係なく、貧困・環境・教育などの身近なところ、できることから解決し、子どもや孫世代のために後世に美しい地球を残していきましょう!ということではないでしょうか?

魚町商店街とSDGs

北九州市がモデル都市に選ばれたことを契機に魚町商店街は2018年8月に“SDGs商店街宣言”を発表しました。宣言後はまちゼミにSDGsの要素を取り入れたり、北九州ESD協議会と連携して活動を行ったりしています。商店街では、宣言以前にも環境や教育などに配慮した商店街活動を率先して行ってきており、アーケードへの太陽光パネル設置や街内照明のLED化、子育て支援施設「ママトモ魚町」の誘致など多岐に渡ります。個店の一例を挙げると飲食店では北九州市が推進する“食べものを残さない”運動である「残しま宣言」も賛同し、取り組むなどしています。この記事をご覧になって「あれ?うちの組合や会社でも似たようなことをやっているぞ!」と思われた読者の方もいらっしゃるのでないでしょうか。そうです!身近な活動もSDGsに繋がっているのです!!

取り組みの成果が数々の受賞に

昨年は、魚町商店街の取り組みが次々に表彰され、まさに受賞イヤーでした。「第1回SDGsクリエイティブアワードGOLD AWARD賞」(2019年3月)、「はばたく商店街30選」(同年6月)、そして12月には今回のテーマもある「第3回ジャパンSDGsアワード」(事務局:外務省)の再優秀賞であるSDGs推進本部長賞(内閣総理大臣賞)の受賞となりました。昨年12月20日、首相官邸にて行われた表彰式に梯理事長が出席、安倍総理大臣より表彰状を授与されました。

これからの魚町商店街

もともと先進的な気質をもつ魚町商店街。この受賞で終わるはずがありません。SDGsという大きな目標の達成に向けて、商店や顧客が同じ意識を持って商品やサービス提供、雇用、まちづくりなどを行っていけるよう取り組みを加速させたい、と意欲十分です。今後も魚町商店街から目がはなせません。

組合概要
組合名:魚町商店街振興組合
住 所:北九州小倉北区魚町3-1-15
理事長:梯 輝元
URL:http://www.uomachi.or.jp

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